界面活性剤の重要性と、最近大人気のクリームシャンプーについて
生活の至るところに活用されているのは「界面活性剤」。
- シャンプー
- リンス
- 洗剤
- 石けん
- クレンジング
といったものだけでなく、最近ではコーヒーの油分と水を乳化させるために界面活性剤と同じ原理を利用したりしている。
コーヒーオイルは美味しいから、できるだけ抽出したいものね。
生活の中で一番影響が大きいのは、シャンプー。
シャンプーのはたらき
シャンプーは「洗浄作用」を持つ界面活性剤を配合している。
一般に「アニオン界面活性剤」と呼ばれている。
アニオンとは「陰イオン」のことで、マイナスの静電気を帯びたイオン。
シャンプーの界面活性剤は、水に溶けて「イオン化」する性質がある。
そしてアニオン界面活性剤はプラスのイオンを手放し、自身はマイナスの静電気を帯びる。
このマイナスの静電気を帯びる界面活性剤の特徴として、
「高い乳化作用」=「高い洗浄能力」
ということになり、アニオン界面活性剤は特に洗浄用に用いられる。
あんまりおススメしないシャンプーの界面活性剤
シャンプーでは、次の界面活性剤はおススメしない。
- 石鹸
- ラウリル硫酸ナトリウム
- ラウレス硫酸ナトリウム
- オレフィンスルホン酸ナトリウム
- ラウロイルメチルアラニンナトリウム
などがあります。
なぜなら洗浄能力や皮膚刺激性が強いから。
リンスが必要な理由
シャンプーを行うと毛髪がゴワついたり、絡まりやすくなったり、キシキシとなったりするのは、アニオン界面活性剤の持つマイナスの静電気が毛髪に蓄電しているから。
これを防ぐために使用するのが、「リンス」や「コンディショナー」。
実はこのリンスやコンディショナーにも、
シャンプー同様に「界面活性剤」が配合されていることを
皆さんはご存知だったでしょうか。
リンス・コンディショナーのはたらき
リンスやコンディショナーは「柔軟作用」を持つ界面活性剤を配合している。
これに関しては触ったときに髪が柔らかく滑りがよくなることを実感できる場合が多いのでわかりやすい。
一般にその界面活性剤を「カチオン界面活性剤」と呼ぶ。
「カチオン」とは「陽イオン」を意味する。
つまり、プラスの静電気を帯びたイオンのことである。
シャンプーの界面活性剤とは逆で、カチオン界面活性剤は、マイナスのイオンを手放し、自身はプラスの静電気を帯びる。
このことにより、イオン的に調和できるのである。
また、シャンプーで洗浄した後、リンスやコンディショナーをすることで殺菌作用もある。殺菌作用は、カチオン界面活性剤の持つ特性の一つである。
カチオン界面活性剤の主な種類
主なものとしては、
- 塩化ベンザルコニウム
- ベヘントリモニウムクロリド
- ラウラミンオキシド
- ステアラミドエチルジメチルアミン
- クオタニウム‐○/ポリクオタニウム‐○
髪のゴワつきやパサパサ髪を解消するためには、多くの場合リンスやコンディショナーが必要になる。
ただし、カチオン性の物質は「殺菌作用」があるため、人によっては刺激性が高く肌が荒れる場合もある。
これはシャンプーのアニオン性の物質でもいえること。
もう一つの選択肢:クリームシャンプー
クリームシャンプーは、シャンプーとコンディショナーが一緒になったようなシャンプー。
最近ロレアルも売り出したため、爆発的に人気が広がった。
2回洗髪する必要がなく、頭皮マッサージがしやすいという利点がある。
使用する水も減るため、環境にもやさしい。
それだけでなく、濡れ髪のときに髪にふれる回数が減るというのは、思いのほかメリットが大きく、髪を大切にしたい人はクリームシャンプーを使用しているケースが増えてきている。
クリームシャンプーはたくさんある。
- クリームシャンプーKAMIKA(カミカ)
- バランローズクリームシャンプー
- 405クレンジングコンディショナー
- わたしのきまり
- ロレアルのノーシャンプー(ノープー)
- クレムドアン オーガニック生クリームシャンプー
- ラサーナ 海藻クリームシャンプー
一番の人気はクリームシャンプーKAMIKA(カミカ)で、楽天でもアマゾンでも公式サイトでもヤフーでも高評価。
低評価の口コミもあるが、楽天とかだとイマイチ要領を得ない。低評価の口コミをわかりやすくまとめてあるKAMIKA口コミを読んでみるといい。
市販で買えるのはロレアルのノーシャンプー。ノーシャンプーと言っても実際はクリームシャンプーと同じといえる。
髪を大切にしたい人は、どれでもいいので、クリームシャンプーを使ってみることをおすすめしたい。