白髪ってどうしてなるの?仕組みから理解してみる
35才前後から40代にかけて、徐々に白髪って増えてくる。
毛髪診断士の私も同じ。
働き盛りの世代にとって、白髪の原因となりそうなことは思い当たるふしばかり。
でもそもそもなんで白髪になっちゃうの?
白髪の仕組みを毛髪診断士がまとめてみた。
白髪ってどうしてなるの?仕組み
髪っていうのは、もともとは黒色ではない。
元々は、白いの。
白い髪が、本来の姿。
でも、若いとき黒髪が生えてきていたのは、わたしたちの細胞の中に、髪を黒くできる細胞くん(色素細胞)がいるから。
その細胞くんは毎日せっせと仕事場(メラノソーム)にいって、働いて黒色(メラニン色素)をつくる。
そしてその細胞くんが、頑張って髪の毛一本一本に黒色(メラニン色素)を運んでくれるから、わたしたちの髪は黒色になる。
でも、このどこかがうまく働かないと、髪の毛に黒色(メラニン色素)が届かなくなって、白髪というもとに戻ってしまうわけ。
白髪の根本原因
ここから考えられる白髪の根本原因は次の通り。
【白髪の根本原因1】
黒色の色素(メラニン色素)を作り出している細胞くん(色素細胞)が減る、または消滅する。
【白髪の原因2】
細胞くん(’色素細胞)はいるけれども、細胞くんの職場(メラノソーム)の経営が悪いと黒色(メラニン色素)を作る量が減る。もしくは、その職場(メラノソーム)自体がなくなる。
【白髪の原因3】
職場(メラノソーム)の中で、不備により黒色の色素(メラニン色素)が作れなくなる。
【白髪の原因4】
職場(メラノソーム)の中で黒色の色素(メラニン色素)は作る。けどその色素が毛髪まで運ばれない。
つまり、
- 細胞くん自体が減っちゃう
- 細胞くんの黒色を作る気力が減っちゃう
- 細胞くんの職場自体が減っちゃう
- 細胞くんが作った黒色を運ぶ道がふさがれている
といった理由があるよ。
この細胞くん(’色素細胞)の居場所は、髪の構成要素の真ん中部分にいるよ。
髪は、かっぱ巻きのようになっている。
- 外側からキューティクル
- 真ん中はコルテックス
- 中心はメデュラ
細胞くん(’色素細胞)は、コルテックスにいるんだよ。
コルテックスは、メラニン色素を含んだタンパク質。
まとめ
白髪になる根本的な原因は、次の4つ。
- 細胞くん自体が減っちゃう
- 細胞くんの黒色を作る気力が減っちゃう
- 細胞くんの職場自体が減っちゃう
- 細胞くんが作った黒色を運ぶ道がふさがれている
これらの理由については、また詳細を書いていこうと思う。
その理由は、
- 年を取ったり
- 遺伝だったり
- 病気だったり
- 睡眠不足だったり
- 栄養不足だったり
なかなか複雑にかかわりあっているよ。